「ウソ寝」を見抜くにはある程度の知識が必要かもしれません【睡眠・生体リズムについて#1】
【はじまり】
みなさんこんにちは!
願いをかなえるニョイホウジュ!
私は 如意宝珠ごくう です。
このブログは、自分自身が寝不足だったり不眠だったりすることからはじまったブログです。
今回は、睡眠についての生物学的基礎を私が学んだことを書いています。
ウソ寝を見抜く方法は…
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この記事の主な内容
- ウソ寝
- 睡眠の定義
- 5つの睡眠段階について
- 神経・生理心理学 第11回 より
睡眠の3つの指標と睡眠段階
どの状態を睡眠と呼ぶのでしょうか?
この判断は難しいことです。
子どもの頃にウソ寝をしたこともあるかと思います。
人が寝ているとしても、どのくらいの深さの睡眠なのか一見して分かりません。
寝ているということを客観的・科学的・医学的にどう決めるのか。
3つの指標を用います。
脳波
眼電図
筋電図
です。
睡眠の指標
脳波:脳から生じる電気活動を電極で記録したもの
眼電図:人の眼球の角膜側が正、網膜側が負に帯電していることを利用することで眼球運動測定する方法
筋電図:筋肉で派生する微弱な電場の変化を検出したもの
つまり睡眠は
脳活動
眼球運動
筋肉の活動
によって定義されます。
睡眠段階
睡眠は、睡眠時に測定された脳波の特徴により分けられます。
これを睡眠段階と言います。
アラン・レクトシャフェン
アンソニー・ケイルズ
が考案しました。
国際基準になっています。
波の特徴
波は
波長:よこ、山の頂点と次の山の頂点まで
振幅:たて、波の高さのこと
の曲線グラフで現されます。
周期:波が山谷を経て戻ってくるまでのこと
1秒間に1周期する⇒1Hz(ヘルツ)
1秒間に2周期する⇒2Hz
1秒間に4周期する⇒4Hz
1Hz2Hz4Hzのことを周波数と呼ぶ。
脳波の種類
脳に電極を設置して、流れる微弱な電流を測定すると、周波数がわかります。
脳波の種類は、周波数で分けられます。
δ(デルタ)波:0.5から4Hz未満の周波数
θ(シータ)波:4~8Hz未満
α(アルファ)波:8~13Hz未満
β(ベータ)波:13~30Hz以上
δ・θ波はあわせて徐波(じょは)とよばれ、β波は速波(そくは)と言います。
α波は、覚醒時かつ比較的活動していないときに後頭部にあらわれます。α波は、注意や精神的努力によって抑制・減衰することがわかっています。
加齢で徐波(θ波δ波)が多くなる傾向があります。
β波について。
β波は、前頭部を中心に記録されます。
目を開けて覚醒度が上がるとβ波が出現します。
なお、30Hz以上の脳波をガンマ波と分類します。
5つの睡眠段階
睡眠段階は脳波によって5段階に分けられています。
段階1:入眠時のウトウトした状態で覚醒時に認められたα波やβ波は消失し、代わりに低振幅速波やθ波があらわれ、ゆっくりとした眼球運動(SEM:スローアイムーブ)が観察されます。
段階2:自覚的にも眠りに入った状態で睡眠紡績波やK複合波があらわれるのが特徴。K複合波は聴覚刺激に反応して出現することが明らかにされている。
また、段階2ではSEMが消失する。
段階3:中等度睡眠にあたる。
かなり大きい刺激を与えないと起きず、δ波
20%~50%未満である。
段階4:深睡眠。δ波が50%以上を占める。
段階レム:急速眼球運動の頭文字 rapid eye movement REM から
レム睡眠は低振幅の脳波と素早い眼球運動が特徴で、この段階で起こすと夢を見ていたと報告することが多い。
睡眠は以上の5段階で別れていて、1~4をレム睡眠に対してノンレム睡眠と呼びます。
【おわり】
ウソ寝の見抜き方がわかったのでカンタンにまとめますと…
ウソ寝は、脳波を測定すると見抜くことができます。
覚醒時や睡眠時の脳波についての知識も必要となります。
ちなみに、最近では、脳波測定の機材は小型化しています。
次回は睡眠周期についてです。
睡眠のテクニックをわかりやすく紹介しています。自分自身が寝不足だったり不眠だったりする経験からはじまったブログです。
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番組情報
2022年6月12日放送
神経・生理心理学 第11回
睡眠・生体リズムについて
解説
中央大学教授 高瀨堅吉
最後までご視聴ありがとうございました。
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