ごくうは眠りたい眠れない

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週一で悪夢を見る?悪夢の原因と治療方法

悪夢の原因と治療方法

週一で悪夢を見る?悪夢の原因と治療方法



【はじまり】


みなさんこんにちは!

願いをかなえるニョイホウジュ!
私は 如意宝珠ごくう です。

このブログは、自分自身が寝不足だったり不眠だったりすることからはじまったブログです。


今回は、「悪夢」について。
悪夢は誰でも見る夢ですが、
悪夢は重大な病気のサインかもしれません。
悪夢についての情報を私なりにまとめました。


おススメの記事

 

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この記事の主な内容
  • 悪夢障害
  • レム睡眠行動障害
  • きょうの健康“睡眠健康感”アップで健康長寿「悪夢で眠れない!」 より
  • 個人の感想です

 


悪夢と病気


悪夢で眠れなくなってしまった症状を悪夢障害と言います。
また、悪夢が現実の行動としてあらわれ、大声で怒鳴ったり暴れる症状をレム睡眠行動障害といいます。

レム睡眠行動障害は、パーキンソン病レビー小体型認知症の前兆の可能性があります。


悪夢障害とは

 

悪夢障害は睡眠障害の一つ。
子どもに多く見られ、成人でも年齢性別に関係なく現れます。

 

悪夢障害の特徴

 

悪夢障害の特徴はひんぱんに不安や恐怖をともなう夢を見ます。
起床後に夢の内容を鮮明に覚えています。

 

悪夢障害の影響

 

悪夢障害では、
悪夢が怖くて眠れない
悪夢のせいで憂鬱になる
日中の行動が悪夢のためおろそかになる
などの影響がでてきます。

 

悪夢障害の原因

 

悪夢障害の原因はストレスだと考えられます。

 

一部の調査では、
「誰もが知るステイホーム現象」の影響で、悪夢障害の患者が2~3倍に増えたという報告があります。

 

悪夢障害の治療

 

悪夢障害の治療として、
原因はストレスなので、ストレスに対処することが治療になります。

 

一例として
「誰もが知るステイホーム現象」のため「感染するのではないか」という不安で悪夢障害になった患者の場合、ストレスを軽減するために、感染が広がるニュースを見るのを控えます。

 

散歩が有効です。
気晴らし行動も。
運動すると体や脳が使われて、眠りが深まり安定化をするようになります。

夜中に目が覚めることも少なくなります。

 

「3つの快眠スイッチ」が有効です。
(参考記事:3つの快眠スイッチで睡眠休養感をアップ - ごくうは眠りたい眠れない

 

参考記事をふまえて睡眠の質が良くなる補足

・眠くなるまで寝床に入らない
・10分たって眠れないときはいったん寝室から出る
・寝床で読書や食事をせず、寝るだけの場所と体に覚えさせる

睡眠の質が良くなります。


悪夢障害なのか?受診した方がいい目安

 

悪夢は当然見ることがあります。
(子供は多く成人になると少なくなる傾向)
成人は約5割、悪夢を週1回以上見ていると言われています。

 

悪夢によって眠れない

慢性的な睡眠不足

日常生活に支障

悪夢障害の可能性

 

「日常生活に支障」があるような人は悪夢障害の可能性がありますから、
精神科
メンタルクリニック
睡眠専門外来
を受診しましょう。


レム睡眠行動障害について

 

レム睡眠行動障害は寝ているのに、

大声で叫ぶ
悲鳴を上げて飛び起きる
ベッドから転げ落ちる
腕を振り回す
隣に寝ている人を殴る、ける、たたく、首を絞める
などの特徴を持つ睡眠障害です。


寝てるのに立ち上がって暴れることもあります。

 

どうして睡眠中に暴れるのか

 

レム睡眠行動障害では、本人が睡眠中に悪夢を見ていて、夢で見た行動を行っていると考えられます。それで大声で怒鳴ったり、暴れたりします。

通常、レム睡眠では筋肉が緩んでいるので、夢で見たことを実際に身体で表現することはありません。


ところが、レム睡眠行動障害では、筋肉の緊張を下げる神経調節システムが障害となり、機能していないのです。夢での行動がそのまま寝言や動作に表れてしまいます。

 

レム睡眠行動障害になりやすい人

 

レム睡眠行動障害になりやすいのは、男性で、高齢者です。加齢とともに増えます。60歳以上では10%くらいこういった症状を起こすと報告されています。

寝言からはじまるので初期の頃は気付かれない症状です。
また、本人は自覚がないので、一人で寝ていると気づきようがありません。

 

レム睡眠行動障害の患者を起こすと、夢の内容をおぼえていて、悪夢であることが多いです。争ったり、追いかけられている夢です。

 

レム睡眠行動障害の原因

 

明かな、レム睡眠行動障害の原因は不明です。
αシヌクレインという脳内の物質が関係していると考えられています。
αシヌクレインは、パーキンソン病レビー小体型認知症と関係があると言われています。
そのため、レム睡眠行動障害はパーキンソン病レビー小体型認知症の初期症状としてあらわれることがあります。

 

抗うつ薬レム睡眠に影響するので、抗うつ薬レム睡眠行動障害が出る引き金になります。

夢に関連した異常行動が続くなら、放置しないで医療機関を受診しましょう。


本人と家族と合わせての問診が診断のポイントになります。

さらに疑いがあるなら、入院して、睡眠中にビデオ撮影して、脳波と心電図を検査(睡眠ポリグラフ検査)します。


レム睡眠行動障害の治療


レム睡眠行動障害の治療として、飲み薬の抗てんかん薬「クロナゼパム」を使います。
これは症状を抑える対処療法です。
ほとんどの場合、飲み薬で症状は軽減します。
改善しない場合は、ベッドから布団にして、睡眠中にケガをしない工夫をします。
パートナーとは別に寝ます。
また、パーキンソン病レビー小体型認知症の発症可能性に備えて定期的に医療機関を受診することが必要です。


【おわり】


睡眠のテクニックをわかりやすく紹介しています。自分自身が寝不足だったり不眠だったりする経験からはじまったブログです。

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番組情報

 

2022年7月13日
きょうの健康“睡眠健康感”アップで健康長寿「悪夢で眠れない!」 より

解説
国立精神・神経医療研究センター部長 栗山健一

 

 

最後までご視聴ありがとうございました。
 thank you for watching